今日はあやめ組の発表会の様子をお伝えします🌟
あやめ組の劇は『アリババと40人の盗賊』というお話🎵どんなストーリーかわからないという方も「ひらけ、ごま!!」という言葉は、馴染みがあるのではないでしょうか☆
昔ペルシャという町にカシムとアリババという兄弟がいました。兄のカシムは大そうなお金持ち、弟のアリババは貧乏な木こりでした。今日もアリババが木こりの仕事をしていると、たくさんの足音が聞こえてきました。「盗賊だったら大変だ!」と木の陰に隠れていると・・・
盗賊たちが盗んだお宝を持ってやって来ました。盗んだお宝を隠そうと、岩に向かって「ひらけごま!!」と呪文を唱えると、岩が開いて洞窟が現れました。中に宝を隠すと盗賊たちは「次の宝を盗みに行こう!!」とまた出かけていきました。そんな様子を木の陰から見ていたアリババ。「こんなに大きな岩が動くだなんて驚いた!どれどれ、真似してみよう!ひらけごま!!』と呪文を唱えました。「これだけたくさんあるなら、少しくらい持って行ってもバレないだろう」とアリババは金貨を持って急いで家へ帰りました。
家には金貨を計る升がないので、兄のカシムに貸してもらうことにしたアリババ。しかしカシムは「アリババが升なんて、いったい何に使うんだ?」と、何を計ったかわかるように、底にのりを塗っておくことにしました。
升の底に金貨がついていることに驚いたカシムは、どこで金貨を手に入れたのかアリババを問い詰めました。なかなか口を割ろうとしないアリババでしたが、「役人に言いつけるぞ!!」とカシムに言われ、「誰にも言わないでくれよ・・・」と本当のことを教えました。
アリババの話を聞いたカシムは「しめしめ、宝を全部独り占めしてやる!!」と、早速教えてもらった場所へ行き、「ひらけごま!」と呪文を唱えました。もちろん中にはたくさんの宝の山。カシムは「よし!岩の扉を閉めて、ゆっくり袋につめよう!とじよ!ごま!」と呪文を唱えました。そして袋にたくさんの宝を詰め、そろそろ帰ろうとしたカシムですが、呪文の言葉を忘れてしまいました。「なんだっけ?ひらけむぎ?まめ?ピーナッツ?」いろんな言葉を試してみましたが、どれも違うようです。するとゴゴゴゴ〜と岩が勝手に開き出しました。なんと、海賊たちが帰ってきたのです。
「俺たちの宝を盗もうとしてる!さてはこの前盗んだのもお前たちだな!」と海賊たちはカンカン。カシムは「私ではなく弟のアリババが盗んだんです!」と言いました。「それならアリババのところに案内したら許してやろう」と海賊に言われ、カシムは海賊の仲間になることにしました。そんなこととは知らないアリババは、召使のモルジアナと一緒に、夜になってもなかなか帰ってこないカシムを心配していました。その頃カシムは海賊たちとアリババの家にやってきました。そして扉に✖️印を書きました。「これで明日、アリババの家がすぐわかるぞ!金貨を盗むやつは必ず捕まえてやる!!」
次の日。✖️印を見つけたモルジアナとアリババ。「きっと僕が金貨を盗んだことを知って、捕まえようとしているんだ」と思い、どこかわからなくなるようにと他の家にも✖️印をつけていきました。
海賊たちはアリババを捕まえようとしましたが、どの扉がアリババの家か分からなくなってしまい、作戦を考え直すことにしました。それからしばらく経ったある日。盗賊たちは旅の油売りに化け、「どうか一晩泊めてください」とやってきました。素直なアリババは油売りを迎え入れますが、なんと壺の中には盗賊たちが隠れているのです。「アリババめ!今日こそ捕まえてやる!!」と盗賊たち。
しかし頭の賢いモルジアナが「なんだかあの油売り、様子が変じゃない?」と疑い始めました。そこで陰からそ〜っと見ていると、予想的中!中に海賊が入っているのを見つけました。そしてモルジアナは海賊たちが眠くなってきた隙を見て、油をそそぎました。「あちちちち・・・!!!」と大慌ての海賊たち。「悪いことをする人は、檻の中に入って反省しなさい!!」と、海賊たちを檻に閉じ込めてしまいました。
許しをお願いする海賊に「もう悪さをしないなら鍵を開けてあげましょう!」とモルジアナ。海賊たちは「もう悪いことは絶対しないから開けてくれー」と海賊たちは改心し、助けてもらいました。そんな海賊へ「どうして僕の家がわかったんだい?」とアリババ。するとそこへカシムがやって来て、「お宝をとりに岩に行ったら海賊たちに捕まって、助かるためにアリババの家を教えてしまったんだ。本当にごめんなさい。」と謝り、アリババとカシムは仲直りをしました。
モルジアナに何度も助けられたアリババは「君はなんと賢い人なんだ。どうか、私と結婚してください。」と言い、2人は結ばれました。それからアリババとモルジアナ、そして海賊たちは洞窟の中の宝を町中のみんなにわけ、いつまでも幸せに暮らしましたとさ🎵おしまい🌟
年長組らしく、たくさんの大道具を使ったダイナミックな場面もあり、見応え十分!!あやめ組の子どもたち15人と、ちさ先生で作り上げる劇『アリババと40人の盗賊』🗡️どうぞお楽しみに❣️
〜今日の給食〜