連日お届けした”発表会だより”も今日で最後のクラスとなります。最後は、ばら組の『オズの魔法使い』の紹介です⭐️
昔、カンジスという大草原にドロシーという女の子が住んでいました。ある日のこと、大きな竜巻が来てドロシーの家は大空に舞い上がり、不思議な国へと飛ばされてしまいました。
「どうしよう、おうちに帰りたい!」と困っているドロシーのところへ、北の魔女がやってくると「あなたたちが悪い魔女を倒してくれたのね!助かったわ」と言いました。どうやら、ドロシーの家が竜巻に吹き飛ばされて落ちた際に、悪い魔女を倒したようです。北の魔女は家に帰れなくて困っているドロシーに「この銀の靴を履いてエメラルドの都にいる『オズの魔法使い』に帰り道を聞いてごらんなさい」と教えてくれました。
ドロシーが銀の靴を履いてどんどん進んでいくと、とうもろこし畑に着きました。すると「おーい!そこの君!」と、かかしが喋りました。「ずっとこのままで肩が凝ってしまったよ!」というかかしを解いてあげたドロシー。「藁の詰まった頭をカラスにバカにされてうんざりしていたんだ。僕たちにも知恵の詰まった考える力があればなぁ・・・」と言うかかしに「それならなんでも願いを叶えてくれる『オズの魔法使い』のところに一緒に行こうよ!」とドロシーが言い、一緒に行くことにしました。そんなドロシーとかかしが道をどんどん進んでいくと、どこからか泣き声が聞こえてきました。
そこには、木を切ろうとしている木こりがいました。木こりは「いてててて・・・体が動かなくなってしまった」と困っています。木こりは悪い魔女にブリキにされ、体がさびついてうまく動くことができなくなってしまったようです。そんな木こりにドロシーとかかしは「あそこに油があるよ!」と言って油をかけてあげました。木こりは「やっと動けるようになった!ありがとう。あなたたちは親切ですね。僕たちは心がないから人に親切にすることができません。温かくて優しい心がほしいな」と言いました。それを聞いたドロシーは「それなら一緒に『オズの魔法使い』のところへ行きましょう!」と誘い、一緒に向かうことにしました。しばらく進むと、森の中から大きな鳴き声が聞こえてきました。
大きな鳴き声の正体は、ライオン!!誰もが恐るライオンのはずですが、「僕たちは勇気がなくて臆病なんだ。どうしたら弱虫を治せるんだろう」と言いました。そんなライオンの話を聞いてドロシーは「それなら一緒に『オズの魔法使い』のところへ行きましょう!」と言い、出発!!仲間がたくさん増え、みんなで『オズの魔法使い』を目指してどんどん進んでいきました。
しばらく進むと、橋がない川が見えました。「どうしよう、橋がないと渡れない」と困っていると、南の魔女が現れて「あそこに木があるわ。木こりさんとライオンさんなら何かできるはずよ!」と言いました。そこで木こりは木を切り、ライオンが運んで橋を作りました。
みんなで助け合い困難な道もどんどん進むことができたみんなは、エメラルドの都にたどり着くことができました。お城に入るとそこには大きな目・大きな鼻・大きな口・大きな顔のオズがいました。
みんなはオズに向かってそれぞれの願いを唱えました。するとオズは「願いを叶えるには条件がある!西の悪い魔女を倒すことができれば願いを叶えてうやろう!」と言いました。西の魔女はとーーーーっても悪い魔女ですが「さっきみたいにみんなで力を合わせればきっと大丈夫!」と勇気を出して、みんなで西の魔女に立ち向かうことにしました。ドロシーたちが向かっていることを知った西の魔女は、魔法で猿を呼び寄せると、「ドロシーたちをやっつけなさい!」と命令をしました。
ドロシーたちを見つけたお猿さんたち。「西の魔女の命令でお前たちを捕まえにきたぞ!!」と戦いが始まりました。
勇気を出してみんなで戦いましたが、かかし・木こり・ライオン・そしてドロシーまでもが全員お猿たちに捕り、西の魔女のところへ連れて行かれてしまいました。ドロシーたちは、このまま西の魔女にやられてしまうのでしょうか。それとも、西の魔女をやっつけて自分たちの願いを叶えることができるのでしょうか。結末は本番までのお楽しみです⭐️
場面展開がたくさんある冒険のお話ですが、勇気や知恵を出し合って、絆を育みながら困難を乗り越えていく夢と希望の物語でもあります。年長組らしい楽しい劇になっていますので、そんなお話の内容にも注目しながら子どもたちの元気いっぱいな演技をご覧ください♡
〜今日の給食〜