ゆたか幼稚園では、年少組からタブレット(iPad)を使って「タブレット遊び」の活動を取り入れ、年長組では卒園記念として創作絵本の制作を行います。子どもたちが描き上げた、世界にたった一冊しかない創作絵本。ワクワク!ドキドキ!子どもたちのきらきらした笑顔を思い浮かべながら、ページをめくって下さい。
ゆたか幼稚園では1994年、約30年前から「コンビュータ遊び」としていち早く保育の中にパソコンを導入してきましたが、教育環境の変化やICT機器の進歩に合わせて、2023年よりタブレットに持ち替えて「タブレット遊び」として活動を行っています。
この活動では、「タブレットを使うこと」を目的とするのではなく、あくまで学びや体験のツールとして活用し、「子どもたちの意欲や興味・気づきや成長を、いろいろな角度から養うこと」を目的としてきました。また、卒園記念として創作絵本の制作をはじめ、様々な活動に取り組んでいます
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活動の中では「何かを教わる」ことより、子ども自身が興味・関心を持って関わりあう「自発的な活動」を意識し、ルールやお約束を守りながら「わかることの楽しさ」や「考える力」を育てることを大切にしてきました。
自由画帳にクレヨンで絵を描くことと、タブレットに指やタッチペンで絵を描くことは、「絵を描く」という行為自体に違いはありません。
しかし取り組み方が変わることで、それぞれの良さが体験的にわかり、子どもの表現力や創造力を豊かに育むことに繋がります。
そうして出来上がった世界で一冊しかない「ぼくとわたしのそうさくえほん」には、子どもたちの夢や想いがいっぱい詰まっています。
絵本のページをめくるとき、幼稚園生活の楽しかった思い出も一緒に振り返ってもらえたら幸いです。